JR川崎駅から徒歩5分、京急川崎駅から徒歩7分の駅近くの総合病院で
〒210-0024 神奈川県川崎市川崎区日進町1-50
044-244-0131(代表)
      (予約変更は上記電話まで)
内科
小児科
外科
脳神経外科
整形外科
皮膚科
泌尿器科
産婦人科
眼科
耳鼻咽喉科・気管食道科
医師紹介
外来担当医表
診療受付時間
診療内容及び特色
睡眠障害センター
麻酔科
放射線科
リハビリテーション科
薬剤部
中央検査科
放射線科
リハビリテーション科
栄養科
医療相談室

医師紹介

太田 史一 院長 日本耳鼻咽喉科学会専門医
(日大卒業) 日本気管食道科学会認定医
日本睡眠学会睡眠医療認定医
慈恵医大講師

森山 寛 顧問 慈恵医大名誉教授
(慈恵医大卒業)

小島 博己 顧問 慈恵医大主任教授
(慈恵医大卒業) 日本耳鼻咽喉科学会専門医
日本耳鼻咽喉科学会代議員
日本耳科学会理事

加藤 孝邦 顧問 慈恵医大客員教授
(慈恵医大卒業)

千葉 伸太郎 部長 日本耳鼻咽喉科学会専門医
(慈恵医大卒業) 日本睡眠学会睡眠医療認定医
慈恵医大准教授

三浦 正寛 部長 日本耳鼻咽喉科学会専門医
(慈恵医大卒業)

岡田 晋一 医師
(慈恵医大卒業)

井上 大介 医師
(杏林大卒業)

源馬 亜希 医師
(浜松医科大卒業)

柳 清 非常勤医師 日本耳鼻咽喉科学会専門医
慈恵医大准教授

飯村 慈朗 前耳鼻咽喉科部長 日本耳鼻咽喉科学会専門医
(慈恵医大卒業) 非常勤医師 慈恵医大講師

外来担当医表

午前 初診 櫻井 神谷 太田(史) 志田 神谷 岡田/井上
(再診)
再診 井上 源馬 岡田 岡田 源馬 源馬
(初再診)
判定 岡田 井上 源馬 三浦 三浦 三浦
専門外来
(予約制)
森山/三浦
(耳)
飯村
(鼻・副鼻腔)

(鼻・副鼻腔)
午後 初診 白木 小黒 近藤 新村 弦本
再診 井上 源馬 井上 岡田 飯田
判定 岡田 井上 三浦 三浦 三浦
専門外来
(予約制)
加藤/岡田
(頭頸部)
太田(史)
(音声外来)
太田(史)
(嚥下2,4週)
岡田
(頭頸部1,3,5週)
休診情報についてはこちらからご確認願います。
初診医師は原則(水曜日午前・土曜日を除いて)として慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室に
在籍している医師です。
専門外来は原則として完全予約制になります、受診をご希望の際は一度初診医もしくは
再診医の診察にて相談してください。
判定外来は常勤医師により検査結果の説明、手術加療や外来処置、今後の治療方針を相談するための
外来として設けており、少し時間に余裕をもった予約体制としております。

診療受付時間

休診日:第2・4土曜日、日曜日、祝日、開院記念日(10/1)、年末年始
診療科により診察日時が異なりますので、詳しくは下記または直接病院までお問い合わせ下さい。

初診受付 再診受付 診察開始
午前
(月〜土)※
8:30〜11:30
※土曜日のみ8:30〜11:00となります。
9:00
午後
(月〜金)
13:00〜16:30 14:00
再診に限り、午前は予約優先となります。


診療内容及び特色

鼻、副鼻腔について 音声外来 睡眠障害について(睡眠障害センターのページへ)

初めての方は、まず初診担当医が診察して、必要な検査を行うかあるいは予約します。
結果は判定医あるいは専門外来を予約して、そこで説明と治療方針の決定を行います。
判定、専門外来は予約制になっております。

治療方針の決定は病院理念である「医は心」に基づき、考えられる様々な治療法について、
長所、短所、危険性などを患者さんと共に考え、医学的見地のみならず患者さんのライフスタイルにも配慮して最善のものを決定します。

伝統的に当院の特徴として積極的に手術治療を取り入れていますが、時代の要望に応え、
日帰り手術や従来よりも短期間の入院で治療が可能にするため、最新機器の導入や、新しい手術法を取り入れています。

慈恵医大耳鼻咽喉科教授の加藤孝邦先生が当院顧問に就任致しました。
先生は日本頭頸部癌学会理事長も務められていた頭頸部外科の第一人者です。耳鼻咽喉科において頭頸部癌(喉頭癌、咽頭癌、甲状腺癌など)ならびに頭頸部良性腫瘍(甲状腺腫瘍、耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍など)の手術を担当致します。

鼻、副鼻腔について
アレルギー性鼻炎
くしゃみ、水性鼻漏、鼻閉を3主徴とし、ハウスダスト、ダニ、花粉などにより起こる鼻粘膜系のアレルギー疾患のことをいいます。好発時期により通年性と季節性に分けられ、季節性の大部分は花粉症です。
検査としては、血清特異IgE抗体を調べ、アレルギーの原因となっている抗原を検索いたします。治療の基本は抗原除去や回避となるため、抗原を知ることはとても重要です。
抗原除去や回避に加え症状が強い場合の治療としては、薬物療法、減感作療法、手術療法(日帰り入院、入院手術)を医学的な見地と患者様の要望、ライフスタイルにあわせて選択します。日帰り入院では、高周波、超音波、レーザーの最新機器を用いた手術を行っています。そして入院手術では、内視鏡下手術である翼突管神経切断術(後鼻神経切断術)をも行っております。

副鼻腔炎
耳鼻咽喉科において最も診療する疾患であり、古くから病態と治療の多くの研究がなされています。
現在は、副鼻腔炎の病態も化膿性副鼻腔炎だけでなく、アレルギー因子を含んだ好酸球性副鼻腔炎などの難治性副鼻腔炎が指摘され、病態を複雑化しております。この様な状況の中で当院では副鼻腔疾患に対し、適切な検査・治療、適切な情報を提供できるようにしております。

副鼻腔炎とは? 鼻ポリープって何?
症状・診断症状 難治性副鼻腔炎
(別ページへ飛びます)

慢性副鼻腔炎で薬物治療の効果が乏しい患者さんには、形態の是正と最小の侵襲を考慮にいれた手術法(慈大式内視鏡下鼻内副鼻腔手術)を用います。内視鏡による手術であり、細部まで死角なく繊細な手術操作が行えるようになっており、さらに手術支援機器としてシェーバーシステム、ナビゲーションシステムなど手術操作を安全にかつ容易にしております。
また内視鏡下手術の適応拡大として、眼窩内病変へのアプローチ、副鼻腔・下垂体腫瘍への応用と高度な医療をも率先して行っております。

治療法 治療成績 手術件数
(別ページへ飛びます)

のどについて
声嗄れや発声障害に対して音声外来にて専門的検査・治療を行います。

小児におけるアデノイド、扁桃肥大は頻回の発熱や鼻づまりなど目に見える症状以外に、
滲出性中耳炎や睡眠時無呼吸症候群など、自覚のない疾患を引き起こします。
また、顎顔面の形態発育に影響を及ぼし、時にアデノイド顔貌と呼ばれる独特の顔貌をきたすこともあります。治療は年齢と発育を考慮し、保存治療を中心に必要があれば手術治療を行います。

音声外来

声の病気を診察するための専門外来です。
喉頭電子内視鏡による声帯の観察、発声機能評価装置や音響分析装置などを用いて、音声障害の診断・治療を行います。
対象となる主な疾患は以下のようなものです。
反回神経麻痺(声帯麻痺)
痙攣性(けいれん性)発声障害
声帯ポリープ
声の高さの障害
担当医:太田 史一

非常勤手術・外来担当医師:
一色 信彦
京都大学名誉教授
京都ボイスサージセンター院長

渡嘉敷 亮二 東京医科大学教授

音声外来は完全予約制(木曜日 14:30〜16:30)となっております。
ご予約は下記までお電話またはメールでお願いします。

メールでご予約の際は、必要事項として
必ず、氏名、性別、生年月日、連絡先、診察希望日時(木曜日 14:30〜16:30)
をご記入下さい。

予約が確定した段階で、ご記入いただきました連絡先にお知らせ致します。
ご予約・お問い合わせ窓口: 太田総合病院 地域医療連携室
TEL: 044-244-0131(内線102)
MAIL: renkei@ota-g-hospital.com

当院で行っている治療
反回神経麻痺(声帯麻痺、喉頭麻痺)に対する治療
手術や外傷、病気などにより声帯が動かなくなってしまった方の声を改善する手術です。声帯は発声時に閉じ、吸気時に開く運動を行っていますが、麻痺により声帯が閉じなくなってしまうことが、声が嗄れる原因です。手術により声帯を内方へ移動して声を改善します。おもに以下の3つの方法があり、これらを単独または組み合わせて行います。

1) 甲状軟骨形成術T型(一色信彦先生が考案)
2) 披裂軟骨内転術(一色信彦先生が考案)
3) 声帯内注入術

1)、2)は入院が必要で、3)は日帰り外来手術ですが、どの方法が適しているかは個々の患者さんにより異なります。専門的な判断が必要となりますので、一度受診してご相談ください

痙攣性(けいれん性)発声障害の治療
けいれん性発声障害とは、声帯が自分の意思とは無関係に過度に緊張してしまうため声が詰まったり出なくなってしまう病気です。非常に特徴的な、圧迫された、しぼり出すような声になります。声帯に見た目の異常が無いため、医療機関を受診しても「異常ない」あるいは「精神的なものだ」といわれ、原因がわからずに悩んでいた患者さんも少なくありません。しかし今日では、この疾患は「ジストニア」という病気の一種であることがわかってきており、治療法があります。

1) ボツリヌムトキシン注射
世界的に第一選択の治療として最も一般的に行なわれているのは、ボツリヌムトキシンを声帯筋に注射する方法です。この注射により声帯筋は一時的に脱力するため緊張が取れ、声は元に戻ります。
この治療は外来で行えますが、効果が限られており3〜4ヶ月に1回の注射が必要です
2) 甲状軟骨形成術U型(一色信彦先生が考案)
局所麻酔下に喉頭の軟骨を縦に切開し、左右の声帯を少しだけ開いてあげる手術です。
 ボツリヌムトキシン注射に比べ効果が永く続くことが期待できますが、頸部に小さな切開が必要です。
甲状軟骨形成術U型(一色信彦先生が考案)
局所麻酔下に喉頭の軟骨を縦に切開し、左右の声帯を少しだけ開いてあげる手術です。
ボツリヌムトキシン注射に比べ効果が永く続くことが期待できますが、頸部に小さな切開が必要です。

声帯ポリープ手術
声の酷使などが原因で声帯に小さな突起ができてしまう病気です。治療は手術によるポリープの摘出です。一般的には短期間の入院が必要ですが、当院では症例によって可能であれば外来での声帯ポリープ摘出手術を行っております。

声を高くする手術
甲状軟骨形成術W型(一色信彦先生が考案)
生まれつきやホルモン剤などの影響等で声が低くなってしまった方に対して、手術で声を高くする方法です。のどの軟骨同士を縫合し、声帯を伸展させ細くなるようにします。楽器の弦と同様、声帯が細くなれば声は高くなります。どの程度声を高くできるかには個人差がありますが、声を高くしたい希望のある方は一度受診してご相談ください。

音声外来において、これまでご紹介した手術の効果は、
一色信彦先生のホームページでもご覧いただけます。 →一色クリニックHPへ


耳鼻咽喉科疾患

耳の疾患 鼻の疾患 喉の疾患
顔の疾患 めまい その他

耳の疾患
急性中耳炎 慢性化膿性中耳炎 外耳道炎・湿疹 耳垢栓塞
外傷性鼓膜穿孔 耳管解放症 内耳炎 急性乳様突起炎
外耳道異物 外耳道湿疹 航空性中耳炎 老人性難聴
騒音性難聴 突発性難聴 耳鳴症

急性中耳炎
鼓膜の内側の空間である中耳に炎症が起きた状態で、乳幼児の急性感染症の代表的なものです。子どもの耳管は大人に比べて太く短いため、生後6カ月〜2歳児によく起こります。近年、耐性(薬が効かない)肺炎球菌、耐性インフルエンザ菌の頻度が急増しています。そのため、中耳炎が重症化したり、長引く場合も増えてきており、最初の治療が重要となってきます。

慢性化膿性中耳炎
以前より中耳炎を繰り返していたことがあり、炎症により鼓膜に穴があいた状態です。穴があいていることで聴こえが悪くなります。また時より細菌感染を起こすと耳の中から膿が出てきて、寝ていると枕が濡れてしまったりします。場合により、鼓膜形成術を施行し、耳だれの停止、聴力の改善を図ります。

外耳道炎・湿疹
耳掻きをよくする方がなりやすい病気です。耳掻きの刺激により外耳道(耳から鼓膜までの道)の皮膚・粘膜に湿疹ができると耳がかゆくなります。そこに細菌感染などが起こると耳が痛くなり外耳道炎となります。痛みは強く、熱がでる場合もあります。

耳垢栓塞
耳垢(耳あか)がかたまりになって、耳の穴を塞いだ状態です。その側の耳に軽度から中等度の難聴がおこります。放っておくと、その刺激で耳の孔の皮膚が炎症をおこし、外耳道炎を合併し、痛みが出てきます。

外傷性鼓膜穿孔
鼓膜に機械的刺激(みみかき、綿棒など)が加わった結果、鼓膜に傷がついて穴が開き、出血、難聴、耳鳴りなどが起きます。多くは自然に鼓膜は閉鎖し症状が軽快しますが、まれに耳小骨連鎖の離断などが起きていると鼓膜が閉鎖しても難聴は治らず、将来的に手術が必要になってきます。

耳管解放症
中耳腔と鼻の奥に存在する上咽頭は、耳管と呼ばれる管でつながっています。通常、この管はふさがっていますが、あくびや物を飲み込む時に開き、中耳が換気され外界と圧が平衡状態になります。この調節機構がはたらかず、耳管が常に開いた状態になると、耳閉塞感、自声強聴などさまざまな症状が出現します。体重減少や妊娠、経口ピルの服薬などが誘因になります。

内耳炎
内耳炎は、主に中耳腔の炎症が、中耳と内耳を隔てている2つの窓(正円窓と卵円窓)を通して内耳に及んだものです。しかし、時には真珠腫性中耳炎によって内耳の骨が破壊され、そこを通して中耳腔の炎症が内耳に及ぶものや、髄膜炎が原因で起こるものなど、他の経路から起こるものもあります。

急性乳様突起炎
耳介の後ろを指で触れると、下向き三角形の硬い骨があり、これが乳様突起です。この骨の中には、蜂の巣状の細かな空洞が多数存在します。この空洞を乳突蜂巣といい、ここに炎症がおこり化膿する病気です。

外耳道異物
外耳道に異物が入った状態です。異物は水、耳垢、毛、虫、などです。子供の場合、いたずらで入れてしまうことがありますので、注意してください。

外耳道湿疹
外耳道への刺激などで外耳道皮膚が炎症を起こすと湿疹が出来て痒くなります。痒みが強いため、さらに刺激を繰り返すことになることにより、湿疹が慢性化し、皮膚の抵抗力が弱くなります。そのため、カビが生えたり、炎症が長く続くことになります。もっとも大事なことはなるべく我慢してかかないことと、外耳道を清潔に保つことです。

航空性中耳炎
離着陸の際の急激な気圧変化によって中耳炎症状を起こしたものです。特に着陸の時に多いです。耳痛から始まり、炎症による聴力低下を起こすことがあります。つばを飲んだり、大きく口を開けたりすると、耳管が開き中耳の換気を行いますので、これを行ってください。風邪を引いていたり酒を飲んだりすると、耳管がむくむため中耳炎を起こしやすくなります。また、睡眠中は耳管が開かないため、着陸時は寝ないようにしてください。それでも起こってしまったら、耳鼻咽喉科を受診してください。治療は急性中耳炎、滲出性中耳炎の治療と同じになります。

老人性難聴
聴こえの神経の機能低下です。年齢と共に高音部の聴力が落ちてきて、だんだん聞こえが悪くなります。耳鳴りを伴うことが多いです。音の認識力も低下してくるため、音は聞こえるが話の内容が分からないという事が起きてきます。年齢変化であるため、聴こえの神経を回復するのは困難です。日常生活に不自由が出てくれば補聴器の適応となります。目が悪ければ、誰でも眼鏡をかけるように、聴こえが悪い時は補聴器を使用した方が日常生活を快適に送れます。補聴器は耳鼻咽喉科で診察を受けて、自分にあったものを作成するのが良いと思います。高いものから安いものまでいろいろありますので、一度ご相談ください。

騒音性難聴
騒音の大きな職場、ヘッドホンステレオの使い過ぎ、などの環境が長く続くと、聴こえの神経の障害が進行し、耳の聴こえはだんだん悪くなります。高い音の一部が聴こえにくくなりますが、耳鳴で気付くことが多いです。一度障害を受けた聴こえの神経を回復するのは困難ですので、環境を改善し、予防することが大事です。

突発性難聴
突然、聴こえが悪くなる病気です。通常は片側の耳の塞がった感じで気が付くことが多いようです。内耳にある聴こえの神経の障害で起こりますが、原因はまだよくわかっていません。めまいを伴うこともあります。なるべく早く治療を開始した方が回復する可能性が高いと言われていますので、すぐに耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。聴力検査を行い障害の程度を調べ、壊れてしまった聴こえの神経を改善するため、ステロイドの点滴を行います。

耳鳴症
聴こえの神経の障害がある場合に起こります。急性の聴こえの障害(突発性難聴、メニエール病)、慢性の聴こえの障害(老人性難聴、騒音性難聴、慢性中耳炎、中耳真珠腫)などが原因となることが多いですが、原因不明のものも多いようです。 ビタミン剤、安定剤、漢方薬などの内服治療が中心となります。一般的には高音部難聴で、'キーン''ジー'という音、低音部難聴で、'ゴー''ボー'という音が聴こえることが多いようです。


鼻の疾患
急性鼻炎 急性副鼻腔炎 慢性副鼻腔炎 鼻茸症
アレルギー性鼻炎 突発性鼻出血 副鼻腔腫瘍 鼻前庭湿疹
鼻せつ 鼻中隔湾曲症 嗅覚障害 鼻骨骨折

急性鼻炎
鼻腔の粘膜に、さまざまな原因で炎症が生じたものを鼻炎といいますが、そのなかで急激な経過をとるものを急性鼻炎といいます。いわゆる鼻かぜですが、大部分がかぜのウイルスによって引き起こされます

急性副鼻腔炎
汚い鼻水が出て発熱し、頬部や歯が痛くなります。鼻には副鼻腔という空洞がいくつかあります。この副鼻腔は空気を肺に送り込む前に加湿したり浄化したりする役割がありますが、鼻の急激な炎症が起こるとその役割を果たせず、空洞内に膿が溜まってしまい、急性副鼻腔炎の状態となります。慢性化すると治療が長期必要となるので慢性化させないような治療が必要です。

慢性副鼻腔炎
鼻がよく詰まる、鼻の辺りが重い感じ、頭重感などさまざまな症状が出ます。慢性的に副鼻腔の炎症が継続している状態であり、慢性的な刺激により副鼻腔にポリープなどができます。ポリープが大きくなれば鼻が詰まってしまい、日常生活に支障をきたしてしまいます。適切な治療(鼻の処置・ネブライザー・内服治療など)により改善することが多いですが、重症例では治療しても効果がないこともあり 、この場合は手術療法を要することもあります

鼻茸症
副鼻腔粘膜または鼻腔粘膜から生じる炎症性増殖性の腫瘤です。鼻茸の発症の原因は単一なものではなく、種々の因子が関与しているものと考えられています。副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息の症例での合併が多いため、感染とアレルギーが原因として考えられます。

アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、ダニ、ハウスダスト、花粉などの吸入性アレルゲンの吸入により起こる鼻粘膜系のアレルギー性疾患のことをいいます。連続するくしゃみや水性の鼻水、鼻づまりなどの症状がみられます。通年性と季節性に分けられます。

突発性鼻出血
鼻血が出る場所は、ほとんどが鼻の入り口の内側(キーゼルバッハ部位)からです。鼻を強くかんだり、いじったりする刺激で粘膜から出血します。止血方法は、綿球、ティッシュなどを鼻に入れ、指で強く押さえます。上を向くと血を飲み込んでしまうので、下を向いて、口に流れた血は全て吐き出してください。30分たってもとまらないようなら耳鼻咽喉科を受診し、止血をしてもらってください。
小児の鼻出血の多くはアレルギーを伴い、成人の鼻出血の多くは高血圧に伴うことが多いようです。大切なことは病院では止血はできますが、予防的に鼻出血を止めることは出来ません。アレルギーや血圧のコントロールが鼻出血の予防につながります。

副鼻腔腫瘍
鼻腔内に腫瘍があり、腫瘍の一部分より出血すると鼻血の症状が出現します。腫瘍からの出血の場合は、腫瘍の状態にもよりますが止血が困難な場合もあります。止血するためには、腫瘍の状態を把握して腫瘍に対する治療が必要になります。当院でのCT検査で鼻腔内の状態を把握することが可能です

鼻前庭湿疹
鼻の孔の皮膚部分に慢性的な刺激が加わったときに皮膚部分が炎症を起こした状態です。アレルギー疾患がある人はなりやすい病気です。まずは『鼻を触らない』ことが重要です。補助的に軟膏や内服薬などを用いて症状を抑えていきます。

鼻せつ
鼻の毛を抜いた後や痒みなどで鼻を触りすぎた後に鼻の毛の毛包部分に細菌感染した状態です。鼻の入り口や鼻翼部が赤くなったり腫れたりします。その部位に強い痛みを感じます。抗生物質の入った軟膏を同部位に塗布して治療します。場合によっては内服薬を使用する場合もあります。

鼻中隔湾曲症
鼻の真中の仕切りが曲がった状態です。誰でも成長の過程で曲がってくるのですが、その程度が極端だと鼻づまりの原因となります。薬などでは治らないため、症状の改善のためには手術を行うことになります。

嗅覚障害
鼻の一番奥(脳のすぐ下)にある、においを感知する神経(嗅神経)の障害で起こります。多くは神経の場所まで、においの分子がたどり着けないために起こります。副鼻腔炎でポリープがあったり、鼻炎で鼻の粘膜が腫れていたりする場合です。
また、においの神経は細いので頭を強くぶつけたり、風邪を引いたりすることによっても起こります。早期に治療する程、改善しやすいので、なるべく早く耳鼻咽喉科を受診してください。鼻の内視鏡検査と、注射によるにおいの検査を行います。治療は、ステロイド剤の点鼻治療が有効です。

鼻骨骨折
鼻は上2分の1を鼻骨、下2分の1を軟骨で形を保っています。鼻骨は左右の骨が切妻屋根のようになっています。鼻に外傷が加わると、屋根が崩れるように変形します。受傷直後に鼻出血、皮下出血、鼻の変形がみられ、間もなく鼻の付け根部分がはれます。受傷により鼻づまりが出たり、美容的に問題がある場合は整復術を行うことがあります。

のどの疾患
アフタ性口内炎 風邪・急性咽喉頭炎 急性扁桃炎 声帯ポリープ
慢性咽頭炎 アデノイド増殖症 扁桃肥大 伝染性単核球症
咽喉頭異常感症 咽頭癌 急性喉頭蓋炎 喉頭浮腫
仮性クループ 唾石症 胃食道逆流症・逆流性食道炎 甲状腺疾患

アフタ性口内炎
口腔粘膜から歯肉にかけて口内炎が好発します。強い口内の痛みのため飲み込むことができず、よだれが多くなります。通常、7〜10日間で自然に治りますが、その間に食事、水分摂取ができなくなり、乳幼児では脱水になることもあります。

風邪・急性咽喉頭炎
一般に風邪といわれる症状は鼻水・鼻づまり・発熱・咳などですが、原因は咽頭や喉頭、鼻などにウィルスが感染し、炎症を起こすことであり、これにより様々な症状がでます。早期に症状に合った治療をすることで、症状は改善します。『風邪かな・・・?』と思って様子を見ていたら、どんどん悪化してしまった!!という話はよく聞きます。早期の治療が肝心ですので、ご相談していただきたいと考えています。

急性扁桃炎
初期の段階では風邪の症状と似ていますが悪化すると、のどの痛みが強くなり高熱が出る病気です。扁桃腺と呼ばれるリンパ組織に細菌が感染することにより起こります。のどの痛みはかなり強く、つばを飲み込むのも辛くなってきます。そのため食事が充分にとることができません。症状が激しい場合は入院しなくてはならないこともあります。なるべく初期の段階で治療を行い、悪化させないようにしたい病気です。

声帯ポリープ
仕事などで声をよく使う人になりやすい病気です。風邪の症状はないけど、声だけ嗄れてしまいます。
当院にある電子スコープで声帯を直接見ることによりポリープを発見することが可能です。 声が嗄れてしまう病気は他にも多くありますので、症状のある患者さんはご相談ください。

慢性咽頭炎
慢性咽頭炎では咽頭の不快感、異物感などが慢性的にあり、それに伴って咳払いも増えます。急性咽頭炎の反復、あるいは上気道や下気道からの炎症の波及、とくに副鼻腔炎の後鼻漏(蓄膿症のうみが鼻からのどに垂れてくること)が原因になります。塵埃や刺激ガスに慢性的にさらされる職業や、のどを酷使する職業も原因になります。また、喫煙習慣による慢性喉頭炎も多くみられます。

アデノイド増殖症
鼻のいちばん奥の突きあたりの部分、上咽頭と呼ばれる部位にあるリンパ組織のかたまりをアデノイド(咽頭扁桃)といいます。アデノイドがいろいろな原因で大きくなり、耳や鼻のさまざまな症状をひきおこす場合を、アデノイド増殖症といいます。
アデノイド増殖症は、子どもに特有の病気といえます。アデノイドの大きい子は、口蓋扁桃肥大をともなうことが多いようです。

扁桃肥大
口蓋扁桃が大きくなった状態を「扁桃肥大」といいます。抗体産生の盛んな子どもの扁桃は、大きいのが普通であり、単に口蓋扁桃が大きいというだけでは病気とはいえません。
しかし、扁桃肥大があるために、食事をとるのに支障があったり、成長にも影響するような場合は、手術を含め適切な治療を受ける必要があります。特に、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」は大きな問題です。

伝染性単核球症
このウイルスは、通常、口や気道から感染します。潜伏期は4〜6週間であり、倦怠感、咽頭痛、食欲不振などの初期症状を示します。数日後に、発熱、全身のリンパ節腫脹(しゅちょう)、咽頭炎、皮膚の発疹、脾臓(ひぞう)腫大などが現れます。発熱はしばしば39〜40℃に達し、1〜2週間続くこともあります。

咽喉頭異常感症
のどに異常感を感じても、耳鼻咽喉科の診察では訴えに見合う病変が咽頭や喉頭に認められない病態を総称した病気です。咽頭に異常感を感じさせる疾患(原因)は数多くありますが、主に3つに大別できます。それは(1)局所的原因、(2)全身的原因、(3)精神的原因です。早めに耳鼻咽喉科を受診して、異常のないことを確認してもらいましょう。

咽頭癌
咽頭がんとは、一般に喉の部分に発症する悪性腫瘍のことを指し、喉の箇所によって上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんに分かれます。それぞれ症状や原因が若干異なりますが、喫煙や飲酒などが主な原因になる事が多く、女性よりも男性の発症が圧倒的に多く見られます。中咽頭がんや下咽頭がんでは、食道がんとの重複がんが多いのも特徴です。

急性喉頭蓋炎
喉頭蓋という食道と気管を分けるひだの炎症です。呼吸苦と摂食障害が起こります。まれに腫れによる気道狭窄で窒息が起こり死に至ることもあります。とても怖い病気ですが、のどの奥の炎症なので、内科では診断が困難です。のどの痛みがひどい時には耳鼻科を受診したほうが安心です。

喉頭浮腫
「喉頭浮腫」は、いわゆる「のどぼとけ」に相当する部位にあたる喉頭の内部の粘膜がはれ、呼吸が障害される病態であり、感染症の他に医薬品によって引き起こされることがあります。何かのお薬を服用していて、次のような症状がみられた場合には、緊急に医師又は薬剤師に連絡して、すみやかに受診してください。

仮性クループ
声帯の下の気道の部分を声門下といいますが、急性声門下喉頭炎では、声門下の粘膜に炎症が起こり、粘膜が腫れたり、気道の分泌物が増えたりすることにより気道が狭くなり、呼吸困難を生じます。仮性クループと呼ばれることもあります。とくに1〜3歳の小児に多く、やや男児に多い傾向があります。
また、秋から冬に多くみられます。

唾石症
尿路結石や胆石と同様、唾液腺にも結石が生じます。ほとんどの例は、顎下腺に起こりますが、少数例は、耳下腺にも生じます。舌下腺に生じることはまれで、小唾液腺に発生することはほとんどありません。結石のできはじめは当然小さいのですが、自然に排出されないと次第に大きくなっていきます。

胃食道逆流症・逆流性食道炎
胃酸が食道内に逆流してくることにより食道の粘膜が荒れてしまい、このような症状が出現します。他の症状としては胸やけ・げっぷなどです。痛みは感じませんが、非常にのど周りに違和感を感じます。
胃酸を抑える薬を内服し、食道粘膜が荒れるのを防ぎます。粘膜の荒れが改善してくると自然とのどの違和感も減少します。食生活の乱れや生活のリズムが崩れたりすると、なりやすい病気です。

甲状腺疾患
のどの前面には甲状腺というホルモンを産生する臓器があります。甲状腺に腫瘍がある場合はのどを前方から圧迫するため、このような症状がでます。また甲状腺の機能が上昇していたり、低下していたりしても、のどの違和感が出てくる場合もあります。


顔の疾患
顔面神経麻痺 ハント症候群 頚部リンパ節炎 急性耳下腺炎
急性顎下腺炎

顔面神経麻痺
『食事をすると片方の口から食べ物がこぼれてしまう』、『眼が閉じにくく乾燥してしまう』といった症状が出ます。顔面の表情を作る筋肉は顔面神経の働きで動いています。何らかの原因でこの神経が麻痺してしまうと、片方の顔面が動きにくくなります。麻痺とともに耳周囲の痛みを感じる人もいます。早期の治療が必要ですので、症状が出た患者さんは早めに相談するようにしてください。

ハント症候群
水痘帯状疱疹ウイルスによる感染です。顔面神経麻痺の他に顔や耳に水疱が出来て、痛みを伴います。痛みが後遺症として残ることがあるので、注意が必要です。

頚部リンパ節炎
細菌や、ウイルスにより扁桃、咽頭などに炎症が起こると、反応性に頚部リンパ組織が腫れて痛みや発熱を起こします。扁桃、咽頭などに症状が無くても頚部リンパ組織のみが腫れることもあります。基本的には炎症が治まるとリンパ節の腫れも治まってきます。症状が続く場合は、まれにリンパ節の腫瘍や、癌のリンパ節転移なども考えられるため、耳鼻咽喉科を受診してください。

急性耳下腺炎
耳の下にある唾液腺の炎症です。頬の内側に唾液腺の出口があるのですが、ここから細菌が入り込み、食事などの唾液分泌時に耳下腺の痛みと腫脹が起こります。薬で炎症を抑えるのとともに、唾液腺をマッサージして唾液の排泄を促してあげるのが有効です。

急性顎下腺炎
顎の下にある唾液腺の炎症です。舌の下側に唾液腺の出口があるのですが、ここから細菌が入り込み、食事などの唾液分泌時に顎下腺の痛みと腫脹が起こります。薬で炎症を抑えるのとともに、唾液腺をマッサージして唾液の排泄を促してあげるのが有効です。

めまい
良性発作性頭位めまい症 メニエール病 前庭神経炎

良性発作性頭位めまい症
『寝ていて起き上がろうとしたとき急にぐるぐる回った』、『頭を動かしたときに急にめまいがした』といった症状が出ます。かなり激しいめまいがするので、びっくりしてしまう人が多いです。よくあるめまい症のひとつで三半規管にめまいの原因がありますが、めまいの症状は徐々に減少していきます。

メニエール病
通常は片側の耳の塞がった感じで気が付くことが多く、'ボー'という耳鳴がして、回転性のめまいが起こります。内耳の中にあるリンパ液のむくみ事により起こると言われています。原因は不明ですがストレス、ウイルス感染などが考えられています。聴力検査にて低音部難聴を認めますが、耳が詰まっている感じのみで、聴こえが悪いと自覚する事はあまり無いようです。
治療は、むくみを抑える利尿剤を内服します。それでも改善が無い場合はステロイド剤を使用することもあります。この病気の特徴の一つに繰り返し再発するというのがあります。治療をして改善したとしても、また聴力低下を繰り返すのです。このような発作を繰り返すうちに徐々に聴力が低下していくという危険性もあるため、毎回、きちんと耳鼻咽喉科で検査と治療を行うことが重要です。

前庭神経炎
この病気も突然めまいが出現しますが、耳鳴りや難聴はありません。まためまいがしている時間が非常に長く、立っているのは難しく、めまいのため座ることもできない状態になります。上記の2つの病気についで多いめまいの病気です

その他
リンパ節腫脹 嚥下障害

リンパ節腫脹
頸部には無数のリンパ節(免疫を担当するリンパ球が産生される部位)があり細菌などがリンパ節に入るとそのリンパ節は腫れ痛みがでます。発熱する場合もあります。痛みはなくリンパ節が腫れてくることもあります。リンパ節腫脹は他の病気が原因の場合もありますので、『リンパ節が腫れてるかな・・・・?』と思ったら相談していただきたいと思います。

嚥下障害
食べ物を飲み込みにくかったり、むせやすかったりすることを嚥下障害と言います。のどに腫瘍ができれば、物理的に食べ物が通過する空間が狭くなるので、飲み込みにくくなります。また脳梗塞などの脳の疾患でも嚥下障害を起こすことがあります。一度専門的な診察を受けることを勧めます。


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